ホンダZ50J「Monkey(モンキー)」「Gorlla(ゴリラ)」

ホンダの型式Z50Jは、3代目モンキーとその派生形ゴリラに割り当てられていますが、このサイトでは同じZ50J型としてご紹介します。

「モンキー」


Z50Jはホンダの4ストミニバイクです。乗用車のトランクに収まるくらい小さい車体ながら、中身は普通のカブエンジンを搭載し、大人が乗っても普通に走れる本格派です。Z50Jのうち「モンキー」は本当に車トランクに収まる様にハンドルが折り畳み式になってるのが特徴。1974年から1998年くらい?まで製造されました。大変人気のあるモデルです。シンプルな構造なので個人で改造されてる方も多く、また古いモデルでもあるので、今現在残っている個体はノーマルのままの形してる例が大変少ないです。

車台番号はこちら。

ハンドルを右にきると見える、首部分(フレームとハンドル軸との結合部分)の、乗った状態で左側に刻印されています。Z50J-OOOOOOO。車名:ホンダ、型式:Z50J、原動機型式:Z50JE、排気量:49cc。

【補足1】大別して3種類
ロングセラーだったZ50J型モンキー。ずっとほぼ同じシルエットを通してきましたが、中身的には数回のモデルチェンジをしています。かなり乱暴な分け方ですが「6V前期」「6V後期」「12V」の3つ。12V化は車台番号Z50J-2000001以降の個体。6Vはタンク形状で見分けます。

【補足2】「モンキー」と「ゴリラ」の違い
ゴリラは1978年から製造。モンキーをベースに装備を少し変えました。モンキーはコンパクトを追求したのに対し、ゴリラはそれ単体で普通の航続距離を出せるように追求した形になっています。折り畳みハンドル→普通の固定ハンドル、ガソリンタンクが9Lサイズに大型化、ギアシフトがロータリー式からリターン式に変更。

【補足3】綺麗な個体も多いけど改造車も多い

綺麗な個体の回収事例も多いですが、だいたい改造車です。上写真はエンジンが中華製、下はフレームが中華製。モンキーにしろゴリラにしろ、ノーマルパーツも大変貴重です。昔のフレームなのでコーティングもなくなって久しい状態になっています。雨ざらしにしてるとすぐサビて朽ち果てますので、大切になさってください。

今日の事例

午前中は回収予定なし。先日引き取ったゴリラの整備してました。

見た目は酷い有り様ですが、圧縮は悪くありません。実質、キャブのオーバーホールだけでエンジンかかりました。

試し乗り中です。「モンキー」や「ゴリラ」の名前の由来は諸説あるのですが、車体の小ささゆえに乗ってる人が猿のようにみえるから、というのが一般的です。私が乗ってると説得力大。

午後は福岡市に行ってきました。

AF34ディオを引き取りました。ちょっとバラバラ状態です。エンジン不動。ナンバープレートの手続きも承りました。

4月前半は先月末の取り残し分を回収して周るので、やや混雑状態が続きます。後半になるにつれて空いてくるので、ご希望の時間帯にお伺いできると思います。ただ、ゴールデンウィークが近づいてくると、帰省で戻られる方からの連休中のご予約が急増したりします。昔乗ってたバイクがまだご実家に放置されてる方などいらっしゃいましたら、是非この機会にご利用ください。当社、福岡、長崎、大分、佐賀全エリア対象です。