AB07はホンダ・タクトシリーズの初代モデルと2代目モデルに割り振られています。
今日ご紹介するのは初代の方です。何となく丸みを帯びたシルエット、ヘッドカバーとフロントウインカーが別体、電装系が6Vなのが特徴。「セル無し」「セル付き」「フルマーク」の3タイプが存在します。上の写真は「フルマーク」。ボディ右側にサイドトランクを装備したタイプです。発売は「セル無し」と「セル付き」が1980年から。「フルマーク」は1981年からです。
車台番号はこちら。
フルマークの場合は乗った状態で右側の上部(赤い丸部分)に刻印されています。AB07-OOOOOOO。車名:ホンダ、型式:AB07、排気量:49cc。
【引き取り事例】
約40年前の古い古いモデルです。私がこの仕事するようになった20年前はごくたまーに引き取りすることがあったのですけど、ここ7,8年は全く縁がありません。当然ながらメーカーサポートはとっくに終了していて、消耗部品のストックは皆無。共食い共食いをやりつくした後で、今も生き残っている現役はもう本当に少ないはず。ある意味希少です。
今日の事例
午前中は福岡市、午後はみやま市に行ってきました。
上段左からSA26Jビーノ、AF27ディオ。下段左からAF35ディオZX、AF68ディオ、今日ご紹介したAB09タクト。いずれもエンジン不動。5台中2台はナンバープレートの手続きも承りました。
バイクの廃車時は、ナンバープレートの手続きもきちんとしないと翌年度も税金取られるという事態になってしまいます。粗大ゴミ回収業者や、買い取り系会社の一部では、車体だけ持って行って手続きはほったらかしにしてることがあります(実際、多くの市町村役場の窓口で、そんな悪質業者への注意喚起文が貼りだされています)。発覚するのが翌年度の話になるので、だいたいが手遅れで、車税安いからと泣き寝入りしてしまう方もいらっしゃいます。
当社では、車体回収後だいたい2週間以内に手続きを完了し廃車証明をご依頼人様へ郵送しています。さらにその控えを当社で保管しておりますので、郵送事故や役所側の手違いなど万が一にも備えています。バイクの引き取りご依頼は、ナンバープレートの手続き含めて全て無料の当社へ是非ご依頼下さい。
6月の引き取り業務は、わりと暇です。その代わり修理業務が増える時期。道路端を走行中に水たまりにタイヤ取られて転倒したとか、大雨で駐車場が冠水してエンジン内に水が入ったとか、かなり重篤なケースが増える時期です。普段バイク乗られてる方ほどそういう危ない状況になりがちなシーズンですので、充分にお気を付けください。