無料ですら回収できない車種が増えています
鉄くず業界でも同様の問題を抱えています。そもそも鉄くず業界では、北京五輪以降は中国の過剰な鉄鋼生産設備が問題になっていて、これが原因で街の鉄くず回収車が激減していました。
鉄くず屋さんではバイクの無料回収はできない
さらに2018年、気がかりなニュースが出ました。新たな環境問題での廃プラスチック輸出規制です。
バイクでもプラスチック部品が数多く使用されています。特に外装(カウル)は全部と言っても過言ではありません。このニュースが出るよりも前、17年秋から、福岡県ではスクーターモデルの受け入れが鉄くず屋さんのほとんどで禁止になっていました。ですが、今回のこれで、全国的に鉄くず屋さんでのバイク受け入れが制限されるか有料化される可能性が高いです。
スクーターは有料になるかも
バイクを海外輸出してる業界の同業者も、街のバイク屋さんも、割れたり欠けたりしてる外装(カウル)は、安い社外パーツに交換してしまい、古いパーツは捨てていました。捨てるといっても燃えるゴミで出せないので、鉄くず屋さんに託して海外で処分してもらうことで成り立っていました。
ですがこれからはこのルートが使えず、国内のリサイクル工場に持ち込む必要があります。今でもギリギリで仕上げてる状況下で、さらにコスト増となると、今まで無料で引き取っていたモデルでも、たとえばスクーターの様なプラスチックを多用しているモデルでは特に、今後無料引き取りすら難しくなるかもしれません。