ホンダAC13「MAGNA50(マグナ フィフティ)」

ホンダの50㏄アメリカンバイクです。カブ型の空冷4サイクルエンジン搭載で、ギアは4速リターン式、涙滴型の燃料タンクに「MAGNA」のロゴ、原付なのにローロング、ワイドタイヤの独特なスタイルが特徴です。よく似たモデルにAC09ジャズがありますが、こちら(AC13マグナ50)は、上位モデル(マグナ750やVツインマグナ)をそのまま一回り小さくした様なワイドスタイルで、エンジンもキック無しセル始動のみな所まで似せています。1995年から2007年まで製造されました。

車台番号はこちら。
ハンドルを右にきると見える、首部分(フレームとハンドル軸との結合部分)の、乗った状態で左側に刻印されています。AC13-OOOOOOO。車名:ホンダ、型式:A-AC13、原動機型式:AC09E、排気量:49cc。

【補足】割と人気?
カブエンジンですから決して速くない(むしろ遅い)乗り物ですけど、50クラスとは思えない風格で、存在感が抜群。普通自動車免許で乗れる本格風オートバイってことで、マニアでなくても一度は乗ってみたいモデル候補筆頭です。販売終了から15年以上経つ今でも、レストアされた多くの個体が中古車市場に並んでます。まあでも、スピードが遅いせいか飽きられるのも早めで、ユーザーとバイク屋さんとの間を循環してるだけなのかもしれません。乗り続ける人こそ本当のマニアです。ちなみに呼び名は、マグナ「ごじゅう」じゃなくて「フィフティ」です。

【引き取り例】
年式の割にはよく引き取るモデルです。カブエンジンが使われてるので、今でも補修パーツに不自由しない所も息の長い理由の1つかと。他に、サードパーティーによる補修パーツや改造パーツも多数出回ってることもあって、引き取る個体にもよく使われています。よくある改造の代表例が下の2種類。
「チョッパー風」
「クラシックフェンダー風」
あと、改造無改造問わず、大体が写真の様なサビ朽ちてる感じに。この状態でもエンジン自体は生きてることが多数です。乗らないなら倉庫内とかシート被せるとかだけでも、長く維持できます。でもできたら有効利用していただく方が良いのですけど。

今日の事例

午前中は大牟田市、午後は久留米市と鳥栖市に行ってきました。
手前から、今日ご紹介したAC13マグナ、スズキ逆車GN125H、AF61トゥデイ。3台ともエンジン不動、トゥデイはナンバープレートの手続きも承りました。

バイクの廃車時は、ナンバープレートの手続きもきちんとしないと翌年度も税金取られるという事態になってしまいます。粗大ゴミ回収業者や、買い取り系会社の一部では、車体だけ持って行って手続きはほったらかしにしてることがあります(実際、多くの市町村役場の窓口で、そんな悪質業者への注意喚起文が貼りだされています)。発覚するのが翌年度の話になるので、だいたいが手遅れで、車税安いからと泣き寝入りしてしまう方もいらっしゃいます。
当社では、車体回収後だいたい2週間以内に手続きを完了し廃車証明をご依頼人様へ郵送しています。さらにその控えを当社で保管しておりますので、郵送事故や役所側の手違いなど万が一にも備えています。バイクの引き取りご依頼は、ナンバープレートの手続き含めて全て無料の当社へ是非ご依頼下さい。

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6月の引き取り業務は、わりと暇です。その代わり修理業務が増える時期。道路端を走行中に水たまりにタイヤ取られて転倒したとか、大雨で駐車場が冠水してエンジン内に水が入ったとか、かなり重篤なケースが増える時期です。普段バイク乗られてる方ほどそういう危ない状況になりがちなシーズンですので、充分にお気を付けください。