スズキCF11A「Address110(アドレス110)」

スズキ原付2種の最後の2ストモデルです。工場出荷状態ではボディ側面に「Address110」のロゴが配置されています。アドレスシリーズとしては異例のまるっこい感じのシルエットが特徴。1998年から2004年まで製造されました。

車台番号はこちら。

乗った状態で右側の中央下。フレーム下端(青い丸部分)に刻印されています。CF11A-OOOOOO、車名:スズキ、型式:BD-CF11A、原動機型式:F129、排気量113cc。

【補足1】数が少ない
このアドレス110は、かつて名車として売れまくったCE11AアドレスV100の後継で、また今現在売れまくってるアドレスV125の前モデルでもあります。両モデルとも大量に世に出回ってるのに対し、110は数が非常に少ない。V100もV125も価格の安さを前面に出し、通勤通学用とか下駄替わりとして大人気を博したのに対し、110は一転、豪華装備で高級さを追求したモデルだったためか高価格とちょっと大型になっちゃったのが少し敬遠され、販売台数があまり伸びなかった模様です。とはいえ悪いバイクではなく、2ストなので信号ダッシュでも125に引けを取りませんし、乗り心地もなかなか良いんですけど。残念ながら回収事例は少ないです。

【補足?】思い出
今日アドレス110をご紹介するにあたって、思い出したことを1つ。3年前の8月のお話です。「1週間後に福岡空港の近くにバイクを取りに来て」というご依頼を頂きました。スケジュール的に全く問題なかったので、2つ返事でお受けしました。お名前と連絡先とだいたいのご希望時間だけ聞いて、細かい場所はよく分からないので当日電話で改めて聞く、ということになりました。受けたときは「空港の近くでバイク壊れて置きっぱなしにした人かな」と予想してたんですが、大ハズレ。当日現場に現れたのは、110で日本一周旅行してきた沖縄の20代女性。昨日福岡入りして、これから飛行機で沖縄に帰るのでバイクを引き取って欲しかった、とのこと。そう打ち明けられたとき、すごいとしか言えなかったです。私的にはもう理解の範疇超えてて、多分間抜けな顔してたかと。行動力と計画力と大胆さを兼ね備えていながら、笑顔が素敵な方でした。

今日の事例

今日は古賀市、福岡市、粕屋町に行ってきました。

左からCA1PAレッツ2、今日ご紹介したCF11Aアドレス110、CA41Aレッツ4、SA24Jベーシックジョグ。いずれもエンジン不動。4台中2台はナンバープレートの手続きも承りました。

4月前半は先月末の取り残し分を回収して周るので、やや混雑状態が続きます。後半になるにつれて空いてくるので、ご希望の時間帯にお伺いできると思います。ただ、ゴールデンウィークが近づいてくると、帰省で戻られる方からの連休中のご予約が急増したりします。昔乗ってたバイクがまだご実家に放置されてる方などいらっしゃいましたら、是非この機会にご利用ください。当社、福岡、長崎、大分、佐賀全エリア対象です。