スズキCZ41A「Choinori(チョイノリ)」

スズキの激安スクーターです。普通のスクーターに比べて一回り小さく、リヤサスもない、とにかく最低限の構成で組まれてるのが特徴。工場出荷状態でフロントに「Choinori」のロゴ。空冷4サイクルエンジン搭載。発売は2003年から2007年まで。

車台番号はこちら。
シートを上げると見える位置、台座部分(赤い丸印)に刻印されています。車台番号:CZ41A-OOOOOO。車名:スズキ、型式:BA-CZ41A、原動機型式:Z401、排気量:49cc。

【補足1】59800円
大人を載せて公道を最高時速30kmそこそこで走る必要最小限のパーツで作ったらこうなった、というバイクです。リヤサスがないので乗り心地は決して良くありませんが、そんな贅沢装備はチョイノリには不要なのです。
最廉価モデルは税抜き59800円。距離計、セルモーターもありません。ヘッドライトもローのみ。「原動機付き自転車」という名前をそのまま体現した乗り物です。
エンジン耐久性も高くありません。もともとは「片道2kmぐらいの通勤通学用に」というコンセプトで作られたエンジンで、オイル交換を500kmに一回と推奨してるほど貧弱。これを怠るとすぐ焼き付きます。距離計もないのにどうやって500kmを計るの?と思われるかもですが、そんなあなたはほったらかしです。普段の通勤距離x日数でカウントするアバウトさですが、仮にそれを忠実に守っててもプラ製カムギアがあっという間に摩耗してバルブ開かず、エンジン始動不能になるという不具合もすぐに発覚しました(後に対策品が出ています)。
そんな「安かろう悪かろう」を地で行くチョイノリですが、でもだからこそ多くの方に大変愛されていて、「チョイノリで遠距離ツーリング」や「チョイノリで日本一周」など、バイク雑誌でも人気企画になりました。構造がシンプルですので、壊れても自分で修理してしまうユーザーさんがちらほら。そういう意味では入門用バイクとしてチョイノリは名車です。

【補足2】追加モデル
安さが売りのチョイノリですが、ちょっと豪華なモデルもあります。
「セルモーター付き」
「距離計付き」
「チョイカゴ」(ウインカ位置を上にズラしてバスケット追加)
「SS」

【引き取り事例】
頻繁に、というほどでもないですが、今でも引き取り依頼が途切れないモデルです。販売終了から20年以上経つですが10万台売れた大人気モデルだったし、普通のバイクより一回り小さいので場所取らない(倉庫の奥に隠れやすい)し。まだ多くご家庭の奥深くに残ってると思います。大抵の引き取り例でエンジン不動状態です。構造はシンプルですけどキャブの中身からサビてダメになってる事例が多数。あとこのモデルに限っては鍵を失くされてるケースが多いです。

今日の事例

今日は宇美町と福岡市に行ってきました。
左からJF06リード100、SA11Jアプリオ、SA10Jビーノ、今日ご紹介したCZ41Aチョイノリ。いずれもエンジン不動。4台中1台ナンバープレートの手続きも承りました。

5月は納税通知書が届く時期です。この納税通知書が届くことによって、自宅(の倉庫とか納屋とか)奥の方に放置されたままのバイクの存在を思い出し、引き取りご依頼してくださる方が少なからずいらっしゃいます。そういう方のバイクは、いろんな荷物の下敷きになってる事例が多いです。人力で出来る範囲なら、こちらで整理整頓してバイクだけ奥から引っ張り出してことも無料で出来ますので、思い出したこの機会に是非ご依頼下さい。