お問い合わせの電話でたまに聞かれるのが、
随分長いことほったらかしにしてしまったので、ブレーキがかかったままになってしまって全く動かせないんだけど大丈夫か?
というご相談です。「エンジンかからないから動かない」というのではなくて、「タイヤが回らない」「押して移動すらできない」という状況です。で、このお客様の「大丈夫か?」にはいろんな意味が込められてると思いますので、大きく3つに分けて、それぞれ答えてみました。
【パターン①】
物理的に、動かして積み込むことが可能なのか?
お任せ下さい。水没車や水没同然車以外なら、現場でタイヤが回る様に修理できます。作業に少しだけお時間を下さい。積み込みのお手伝いも基本的には必要ありません。
【パターン②】
別途、費用がかかったりするのかな?
絶対にありません。お客様に費用を請求するぐらいなら、最初から引き取りしません。
【パターン③】
どんな状態でも必ず引き取ってくれるのかな?
現場の判断で引き取りできないケースはあります。詳しくは続きをご覧ください。
電話でお問い合わせのお客様は、たぶんいろんな不安があって「大丈夫か?」とお聞きになるのですが、我々も正直、現場に行ってみないと分からない部分はあります。本当は「100%大丈夫です。どんな状態でも引き取りできます!」と言いたいのですが、行ってみて事態の深刻さに気付いて、最終的に引き取りを断念したことが過去に数回ありました。割合でいうと数百件に一件ぐらいの割り合いですが、水没車で触っただけで崩壊しそうなぐらいサビサビだったり、腐食が進んでパーツがパンパンに膨らんでたり、部品取りとサビサビの合わせ技車体だったり等です。
でも、最初から電話で「サビてタイヤが回らなくなってる」等、心配して具体的に症状を教えて下さる様なお客様のバイクは、ほぼ100%引き取ってきたと思います。やはり事前に教えて下さると、道具や人員を予め用意してお伺いできるので非常に助かります。
今日のケースでもそうでした。北九州市で1JRヤマハSRX400を引き取りました。
見た目はなかなかの錆びっぷりですが、この程度でしたら「ちゃめし事」です。ネイキッドタイプのバイクは、鉄製のパーツがむき出しなので錆がよく目立つというだけです。普段よく引き取ってる綺麗なスクーターも、プラスチック製の外装を剥がしたら、大なり小なりこんな感じになっちゃってます。
しかし、この状態からさらに放置すると、腐食が進んでパーツがパンパンに膨らんできて、「水没車」と大差ない状態になります。本当に引き取り不可になりますので、お早めに決断をお願いいます。
今日はこのバイクの他に4DRヤマハTZ250、NC35ホンダRVFを引き取りました。
いずれもタイヤ固着してて、でもそれは現場で修理して動くようにできました。積み込みは、基本的にはご依頼の方のお手伝いはご不要です。見守っていただくだけで結構です。でも、大型車で、なおかつ事故車の場合は、お手伝い頂けると非常に助かります。
今日は他にAF61トゥデイ、こちらは粕屋町で引き取りました。
原付クラスならば事故車だろうとタイヤロックだろうとハンドルロックだろうと、力技で押し切れます。