これ書いてるのは4日火曜日です。火曜日は修理&出荷の日。
今週はこのあたりの車体、主に外装を修理してました。いつものように修理箇所の写真撮るつもりだったのですが、今日はなんだか雨降ったりやんだりで、撮ってる余裕がなくて…。
まあいつもとかわらず、サビてるホイールをマシなホイールに替えるとか、そういう「ほんのちょっとした修理」だけしてました。そもそも今週は要修理なバイクは少なかったです。引き取り予定もなかったのでそのまま帰店。
ちょうど帰ってきたタイミングで電話が。パンク修理ご希望のお客様から出張要請です。SA10Jビーノの前タイヤがパンク状態。エアバルブの破断が原因でした。が、タイヤ溝もほとんどなかったので電話で伝えて、ついでに交換しました。で、念のためリヤタイヤも調べたら、リヤもエアバルブがほとんどちぎれかかっていましたのでついでに交換しました。
ところでエアバルブとは、
タイヤホイルにささってる空気入れ口のことです。バイクの場合は2種類あります。
左が直型、主にホンダ車やスズキ車で使われています。右がL字型、主にヤマハ車や一部ホンダ車で使われています。特にメーカー指定があるわけではなく、サイズは共通なので、好きな方を装着可能です。
L字型の方が値段がちょっと高いですが、空気入れ口が外側を向いてるので空気入れやすいというメリットがあります。ガソリンスタンドで空気入れる場合、バイクはこのL字型でないと対応できないという店も多くあります。
ただし、L字型には大きなデメリットがあります。タイヤが回転すると、エアバルブ先端は遠心力で引っ張られるので、根元がちぎれやすいのです。分かりにくいかもですので、イラスト書いてみました。
はい、分かりましたね。(威圧)
「タイヤが回転すると、エアバルブ先端は遠心力で回転方向遠心側に引っ張られるので、根元がちぎれやすい」の図です。(イラスト意味なし)
普段、毎日のように乗ってる方のバイクでしたら、L字型エアバルブでも大丈夫です。次のタイヤ交換まで充分もちます。ただ、ときどきしか乗ってない方のバイクの場合、エアバルブのゴム部分が劣化してプラスチックみたいな硬く脆いモノに変質してしまい、その結果亀裂が入ったりしてちぎれやすくなります。
普段の引き取り事例でも、特にL字型バルブ装着車で、空気抜けてるケースがよく見受けられます。
エアバルブ亀裂によるパンクの事例は、釘踏み等によるパンクよりも多いです。パンクはいざというとき本当に困りますよね。このエアバルブは、タイヤ交換の時に一緒に交換する店が多いです。というか是非そうした方が良いです。せいぜい数百円です。パンク修理は普通1500円くらいかかりますし、さらにプラス出張料とか取られるので、そうなる前に、バルブも交換してた方が安心です。それもできれば直型バルブを強くお勧めします。
直型バルブ業界の人、ここ見てたらお礼のバルブください
直型バルブの宣伝はここまで。
先日、夜間引き取りだったため撮影できなかった件です。那珂川市でAF62ディオを引き取りました。
エンジン不動。自宅近くのガレージに置きっぱなしにしていたところ、誰かにイタヅラされて、マフラーやらバッテリーカバーやら盗まれてしまい、おまけにスプレーで落書き塗装までされたとのことでした。犯人は服没収の上、全身シンナー塗装の刑で。