2018年12月18日火曜日

毎週火曜日は積み込み&修理の日です。トラックターミナルで大型トラックへのバイク積み込み待ちの待機時間を利用して、ターミナルの片隅で、出荷直前のバイクの修理をちょこちょこしています。先週の修理内容はこちら

普段、引き取りしたバイクは、店の整備場でエンジンや駆動系を修理してある程度動くようにした後、ターミナル内の保管倉庫に持ち込んでいます。

今週出荷するバイクの一部です。普段は奥の保管倉庫に入れてますが、火曜日は表に並べて、積み込みに備えます。

今週の修理目標は真ん中の列の13台。事前にエンジンだけはOKなようにしていますので、このまま積み込んでも良い状態ではあるのですが、トラックが到着するまでの間、できるだけ綺麗になるように最後の足掻きをします。

今日の修理場です。ターミナルでは、トラックの邪魔にならなければどこでも好きな所使ってくれていいよ、と許可を頂いています。が、今日も寒いし雨降ってるし、かといって倉庫内は暗くて見えないし、なので、先週とほとんど同じ場所で作業しました。

今週はネジ穴まで腐食した個体が多く、写真撮ってる余裕があまりありませんでした。でも、修理内容はいつもとほぼ同じです。錆びたホイールの交換、割れたカウルの補修、ペイント剥がしとか。

今週、いつもと比較して面白い修理をしたのは、AF27ディオのサスペンションです。

サスペンションとは、タイヤとフレームとの間につながれてて振動をバネで吸収する装置のこと。走行中、道路の凸凹で車体が飛び跳ねるのを抑え、タイヤがしっかり路面を捕らえるようにするのが役目です。

原付のサスペンションの場合は、特にフロント側が死んでる個体が多いのですが、この個体はリヤ側も駄目でした。左が駄目サス、右が正常サス。駄目サスは中心軸が焼き付いてバネの力で元の長さに戻れない状態になっていました。

駄目サスのままでも走行は可能です。乗り心地が良くないのと、振動で電球が早く切れやすいとかの不具合はありますけど。原付の場合はそれほどスピード出さないし、日本の舗装道路はほぼ平たいので、我慢して乗ってるか気付いてないのか、駄目サスな状態で乗り続けている人も結構多いです。

フロント側はしょっちゅう駄目になってるので、いつも在庫不足。涙をのんでそのまま出荷することもしばしば。でもリヤサスは結構余ってますので、ほとんどのケースで交換しています。リヤ側だけ交換でも乗り心地はぐっと改善します。