バイク屋の敵

毎週火曜日は修理&積み込みの日です。今週もいつものごとく、トラックターミナルで積み込み順番待ちしながら、できる限り綺麗に修理しました。

AF68ディオの左ボディのヒビ
CA45Aレッツ4の泥除けの欠け 同じくCA45Aのステップのヒビ 走行にほとんど支障ないような小さなヒビなので、無駄な修理に思われるかもしれません。実際そうなんですけども、小さいヒビでも私が気付くくらい目立つ部分なら、日本人バイヤー相手ならまだしも、海外バイヤーの皆さんは必ずダメだししてきます。物価の差、部品入手の困難さを考えれば、彼らにとっては給料何か月分ものお買い物ですから必死です。なので貿易査定の現場はいつも、意地悪な小姑とかわいそうな新妻とが繰り広げる日曜ドラマ劇場みたいな雰囲気です。でもそんな彼らの目にかなうなら、それはそれで栄誉なこと。ということで、今日も時間の許す限り補修作業してました。

さて、長く脱線してしまいましたが、今日のタイトル「バイク屋の敵」とは、彼らバイヤーさんのことではありません。

これからご紹介するのは、主に中古バイク屋にとって最悪の敵です。

100人中古バイク屋さんがいればたぶん100人とも認める永遠の敵。

奴らはバイクに近寄ろうとするだけで威嚇し、ハンドルに触ろうものなら集団で突撃してくる、およそ厄介な生き物です。

もうお判りでしょう。こいつです。

 

見て下さいこの凶悪な面構え。

すでに何人か殺ってる顔です。

というわけで、蜂の危険性について充分にご理解頂けたかと思います。

梅雨明けぐらいから夏の終わりにかけて、活発に活動するようです。でも暑くなる年はいつも早めに出現します。今年もその兆候を発見しました。

先日引き取ったSA37Jビーノです。割れたフロントカバーの補修中の写真。今日は朝から一匹だけ、やたら積極的に攻撃してくる蜂がいたものですから、どこかに潜んでるんだろうと予期はしてましたが、このビーノの中でした。奴らの痕跡がこちら。
どういうわけかこやつらは、フロントカバーの内側に巣を作りたがります。スクーターの首のところを出入り口にしてることが多い。バイクのハンドル付近って、奴らにとってちょうど良い高さなのかも。程よい日当たりと雨がしのげる場所にあって、かつ長いこと動かしてないスクーターを好みます。

今回の巣はまだ造りかけサイズだったので事なきを得ました。まだ4月だし大丈夫だろうと思って今日は化学兵器(ハチバスター)を用意してなかったので、物理の力で対処完了。しかしまだ4月なのにこの陽気。今年も暑く、いや熱くなりそうな雰囲気ですorz

今週はちょうど30台出荷しました。かの地でふたたび頑張って頂きます。

4月前半は先月末の取り残し分を回収して周るので、やや混雑状態が続きます。後半になるにつれて空いてくるので、ご希望の時間帯にお伺いできると思います。ただ、ゴールデンウィークが近づいてくると、帰省で戻られる方からの連休中のご予約が急増したりします。昔乗ってたバイクがまだご実家に放置されてる方などいらっしゃいましたら、是非この機会にご利用ください。当社、福岡、長崎、大分、佐賀全エリア対象です。