カワサキのツアラー、長距離巡航を主眼にしたモデルです。直列4気筒水冷4サイクルエンジンを搭載。400ccの中型バイクですが、フレームが輸出モデルZZR600と同じもので、一見して大型クラスのような印象を受けます。
流線型にこだわったフルカウルのシルエットが特徴。工場出荷状態で「ZZR」のロゴ。発売は1990年から。発売当初の型式はZX400Kだったのですが、93年に馬力自主規制によるモデルチェンジが行われ、ZX400Nに変更。以降、07年の排ガス規制まで計17年にわたり製造された超ロングセラーモデルです。(このような事情でK型(前期型)は製造期間も数も少ないので、このサイトでは統合してご紹介します。)
車台番号はこちら。
首(フレームとハンドル軸との結合部分)の乗った状態で右側です。ハンドルを左にきると見える位置、フレーム側に刻印されています。ZX400N-OOOOOO(またはZX400K-OOOOOO)。車名:カワサキ、型式:ZX400K(90-92年モデル),ZX400N(93-00年モデル),BC-ZX400N(01-06年モデル)、原動機型式:ZX400KE、排気量:399cc。
【補足1】年式で分けて3つの型があります。
「K型」
1990年から92年まで製造された当初モデルです。エンジン出力は58ps。
「N前期型」
93年にフルモデルチェンジ。馬力自主規制によりエンジン出力が53psに。外観的にもヘッドライト直下にラムエア導入口追加、スピードメーター横に燃料計追加、鍵付き小物入れ追加、ガソリンリザーブスイッチ追加。
「N後期型」
01年にマイナーチェンジ。00年排ガス規制対応モデル。型式「BC-ZX400N」。メインフレーム色が銀から黒に変更。
【引き取り事例】
07年に販売終了になって10年以上経ち、引き取り数は増えています。「小型二輪」(排気量250ccを超えるバイク)扱いなので、ナンバープレートの手続きは陸運支局になります。車検が切れてる状態でも廃車手続き含めて一切無料で引き取りできますが、ご依頼時には車検証をできるだけご用意ください。なくされている場合でも手続き可能ですが、詳しくはお問い合わせください。
今日の事例
連休明けの今日は引き取り事例なし。毎週火曜日のトラックターミナルでの補修&積み込み業務だけでした。
連休明けで要修理の台数も少なかったのですが、昨日ご紹介したナンバー台(泥除け)交換事例が一台ありました。
こんな感じで無理矢理ナンバー引き剥がして穴広げる例は多数あります。これでも要交換。ただ昨日のように泥除け丸ごとモゲさすのは稀です。本当に貴重なケースで。
あと、今日とても面倒だったのがこの1台。
CA1PAレッツ2です。
リヤタイヤ交換するため、その前にマフラー外そうとしたら、マフラー根元のエキパイネジがナメてしまって…。元々、エンジン熱と雨中走行時にかかる水との熱衝撃によってサビて固着しやすい部位なのですが、そんな部位のネジにスズキ純正は六角穴タイプを採用してるため、古い個体ほど余計に脆くナメ易いネジになっちゃっています。この個体のも、レンチをハンマーで叩きながら念入り差し込み、充分に注油して最後神様にお祈りしながら回したにも関わらず、簡単にナメました。で、ひっくり返してネジ頭を削ったり叩いたりしてるところなのが上の写真です。昨日ご紹介したバイクグリップが今日も大活躍しました。
赤丸の部分です。バイスグリップで掴みやすいように半分削って、掴んでようやく回りました。まったくもう。
今週は15台出荷。再びかの地で頑張って頂きます。
5月は納税通知書が届く時期です。この納税通知書が届くことによって、自宅(の倉庫とか納屋とか)奥の方に放置されたままのバイクの存在を思い出し、引き取りご依頼してくださる方が少なからずいらっしゃいます。そういう方のバイクは、いろんな荷物の下敷きになってる事例が多いです。人力で出来る範囲なら、こちらで整理整頓してバイクだけ奥から引っ張り出してことも無料で出来ますので、思い出したこの機会に是非ご依頼下さい。