まずは昨日14日の続きです。
ホンダのC70ポイントカブ。ご覧の通り、とても綺麗なサビサビ状態。屋根付き車庫に10年以上ほったらかしにすると、こんな感じになりますよ、という典型例です。こんな状態でもエンジンかかるかテストします。
まずは、エンジンオイル入れ替えて、新しいガソリン入れて、スイッチオンして、キック、キック、キック、キックキックキクイキクキクキキクク…。
…かかりませんでいた。
カブはこれだけでかかることが多いのですが、流石に10年以上放置では、今回は無理そう。というわけで調べてみます。
カブは、レッグカバー(白いプラ製の部品)を外すだけでエンジン丸見えになる、メンテナンス性抜群なモデルです。
写真の中心にあるのが「キャブレター」と呼ばれる部品です。空気とガソリンとを混合させるので混合器とも呼ばれています。放置状態が長くてエンジンかからない時は大抵このキャブレターが原因。これを外して分解してみます。
キャブレター内部は、小さい空気通路やガソリン通路が組み込まれています。長いこと放置されてると、変質したガソリン等がそれらの通路を塞いでしまってるので、1つ1つ洗浄して通りを良くします。
そして元の通りに組み付けます。配管間違うとダメなので、キャブレター外す前にマーカーとかで配管に印を付けてると、組み付けの時便利です。
組み付けて、そしてキック。
かかりました。さすがカブ。
映像見て気付いたのですが、初発でマフラー排気口から何か飛び出ていますね。バイクのマフラーは、蜂とか昆虫さんが巣を作りたい場所のようで、これが酷いとやっぱりエンジンかからなくなります。3か月放置しただけのスクーターで蜂の幼虫がわんさか出てきたこともありました。今回はそれほどでもなかった模様。
今回のカブは錆が酷く、フレームから穴があいてるので再使用は無理ですが、エンジン等の部品取り車として大活躍していただきます。
15日は特に引き取り予約もなく、電話待機しながら福岡市役所にナンバープレートの手続きに行ってきました。
福岡市の原付ナンバープレートは、中央区、東区、西区、南区、早良区、城南区の6種類ありますが、どの区役所でも差別なく受け付けてくれます。(ただし他の市町村のプレートは、名義人が福岡市在住でないとダメです。)
受け付けは課税課軽自動車税係。福岡市の場合、どの区役所でも2階にあります。
備え付け用紙がありますので、それに必要事項書いて印鑑押して、プレートと一緒に提出します。必要事項の書き方は、係の人がかなり丁寧に教えてくれます。私も新人の時大変お世話になりました。車台番号とか書く欄がありますので、予め調べておく必要があります。車台番号はフレームに刻印されてますが、自賠責証とかにも記載されてますので、それを持ってった方が早いかもしれません。
手続きが終わると「廃車申告受付書」が発行されます。次にバイク使う個人が新しくナンバープレート取得するための書類ですが、来年度以降、前所有者には税金かかりませんよーという証明書でもあります。弊社ではこの書類を引き取りから2週間以内にご依頼主に郵送しております。