ホンダ・リードシリーズの2代目にあたります。この代からメットインボックスを搭載した今の形のスクーターとなりました。50㏄クラスとしてはやや大きめのサイズで、収納スペースは大き目だしシートもでかい、大柄の人もゆったり乗れます。他にディアルヘッドライト、鍵付きインナーボックス、フロントディスクブレーキ、アルミ製大型リヤキャリアなどが特徴。空冷2サイクルエンジンを搭載。発売は1988年から。
車台番号はこちら。
乗った状態で左側。モールより下側から覗いてるフレームプレート(赤い丸印)部分に刻印されています。AF20-OOOOOOO。車名:ホンダ、型式A-AF20、原動機型式:AF20E、排気量:49cc。
【引き取り事例】
88年から約10年に渡り販売されたロングセラーモデルですが、50クラスは他に競合するモデル(ディオ、ジョグ等)も多数あり、それらと比較すると新車価格がちょっと高価だったこともあって、世に出た数は若干少ない模様。引き取り例もそれほど多くありません。ただ、ゆったりサイズでありながらなかなか速いモデルということもあって、まだ大切に乗られてる方を街でよく見かけます。年式の割には意外なほど今でもご依頼があるモデルです。
【補足】リード50(1型)について
ホンダがスクーターの型式に「AF」を冠するようになって初のモデルがAF01リード50になります。1982年、いわゆるHY戦争が激化してた時代に登場しました。この頃は各メーカーが毎年のように新車種を登場させていて、リードシリーズもAF01型を筆頭に、新エンジン搭載したリード50S、液晶メーターを採用したAF03リーダー、AF08リードスーパーデラックス、AF10リード50SSやリードRなど次々登場。多品種少量生産な時代でした。この頃のスクーターはまだメットアウト(シート下にはガソリンタンク等が配置されてる)タイプで、リードシリーズの場合、これらをまとめて初代(1型)扱いとしています。私がこの仕事に就いた頃、ケータイにまだカメラが付いてなかった頃には、時々引き取りご依頼があったのですけど、今ではほとんど縁がありません。
今日の事例
火曜日はトラックターミナルで修理&積み込みの日です。今回は修理でAF20リードを扱いました。
テールレンズと泥除けが破損してたので交換しました。
今週は27台出荷。再びかの地で頑張って頂きます。
夕方は福岡市と筑紫野市に行ってきました。
CZ41AチョイノリとAF61トゥデイ(あとおまけの自転車)を引き取りました。いずれもエンジン不動。ナンバープレートの手続きも承りました。
バイクの廃車時は、ナンバープレートの手続きもきちんとしないと翌年度も税金取られるという事態になってしまいます。粗大ゴミ回収業者や、買い取り系会社の一部では、車体だけ持って行って手続きはほったらかしにしてることがあります(実際、多くの市町村役場の窓口で、そんな悪質業者への注意喚起文が貼りだされています)。発覚するのが翌年度の話になるので、だいたいが手遅れで、車税安いからと泣き寝入りしてしまう方もいらっしゃいます。
当社では、車体回収後だいたい2週間以内に手続きを完了し廃車証明をご依頼人様へ郵送しています。さらにその控えを当社で保管しておりますので、郵送事故や役所側の手違いなど万が一にも備えています。バイクの引き取りご依頼は、ナンバープレートの手続き含めて全て無料の当社へ是非ご依頼下さい。
6月の引き取り業務は、わりと暇です。その代わり修理業務が増える時期。道路端を走行中に水たまりにタイヤ取られて転倒したとか、大雨で駐車場が冠水してエンジン内に水が入ったとか、かなり重篤なケースが増える時期です。普段バイク乗られてる方ほどそういう危ない状況になりがちなシーズンですので、充分にお気を付けください。