バイク・カウルの壊れやすい所

火曜日はトラック積み込みの日&外装などをちょこちょこ補修する日です。今日の作業場はこの辺。

目標は右の列に並んでる20台。どこかしら割れたり欠けたりしている車体たちです。これをトラックが来るまでに何とか補修していきます。まずは手前のAF62ディオから。

 

 

左ボディにちょっとヒビ。スクーターの左ボディは、こんな感じでヒビが入ってることが多いです。普通に乗る時もエンジン始動する時もセンタースタンドかけるときも、人は左側に立つから足が当たりやすいみたいです。そこそこ目立つこんなヒビ。このままでは出荷しにくいのでチチンプイ。

キズだらけなのは変わらずですが、これで随分見た感じ良くなりました。

次AF35ディオ。の同じく左ボディ。

 

引き取り時からこんな感じで元持ち主の方による補修のパテ痕が。実用的にはこれで良いのかもですが、やたら目立つのでやり直します。

少し段差が残りましたが、さっきよりは良くなったです。同じく泥除け部分。

これもちょっと目立つので、

今度はうまくいきました。

次、AF61トゥデイです。

レグ部分はよく割れています。そもそもノーマルのレグパーツは衝撃に強いポリプロピレン製なはずなのですが、中国製社外パーツのABS樹脂によく組み替えられています。ABS樹脂は安価だし塗装もできて見た目は良い感じになりますので、中古車でよく使われています。ですが衝撃には弱いので

写真のように割れちゃう個体が多いです。これを、

他車体から部品取りしたレグパーツと交換しました。多少キズがあっても、こちらの方がずっとマシです。

泥除けも

こんな感じで欠けていては泥除けの用をなさないの交換します。

ほんのちょっとしか見た目変わりませんが、泥はね量は激減します。

次、AF55スクーピー

この個体はどこも割れたり欠けたりしていません。何が悪いかというと、

ペイントがNGです。これは剥げかかっているからNGなのではなく、ペイントしてる時点でNGです。「あと塗り」はどんなに下地処理を施して完璧に仕上げても弱いです。外国人バイヤーの話では、特に国外に行くバイクでは気候の変化ですぐ剥げるとのこと。

実はステップボードもペイントされててNG。こちらはまだ綺麗な状態でもったいないと思われるかもですが、これをそのまま輸出するよりも、多少色あせしてる程度のノーマルパーツに付け替えて出す方が外国バイヤーに喜ばれています。

今週の写真はここまで。他にもたくさんあったのですが、写真撮りながら作業するのにまだ慣れないです。また次の機会に。

トラック積み込み後、夜は北九州市と福岡市で引き取り依頼をこなしました。

AF62ディオセスタ、AF27ディオフィット、AF68ディオの3台。いずれもナンバープレートの手続きも同時に承りました。