モデル概要
ヤマハのビクスクを代表するシリーズ、マジェスティ。初代(4HC型やSG01J型)は1990年代中頃から発売され、それなりに売れたのですが、2代目(SG03J型)がビクスク全盛時代の流れに乗り大ヒット。125ccや150cc、400ccの新機種も誕生して、ヤマハの看板シリーズになりました。250クラスだけに絞っても、2代目だけで6種類ほどのバージョンが存在し、細かい分類は非常に大変です。このサイトでは、今回ご紹介するSG20J型を「3代目」と呼んでいますが、公的な呼び名ではありません。ただ、中身的には2代目とは全く別物になっているのは確かです。
車台番号はこちら。
乗った状態で右側。ちょうどマフラーのエキパイがフレーム下をくぐっていく所辺り、その上部フレームに刻印されています。SG20J-OOOOOO、車名:ヤマハ、型式:JBK-SG20J、エンジン型式:G359E、排気量:249cc。
【補足1】
2代目マジェスティとの違いで一番大きいのは電子制御CVT。これは従来はウエイトローラーやクラッチバネで固定されていた変速比を、電気的に変更できるようにした機構のこと。かつてのスクーターでは出来なかったエンジンブレーキを効かせたり、追い越し加速をアップさせたり等が可能になりました。操作は右のモードスイッチで「通常」「エコ」「パワー」の3モードを切り替え、左の IS スイッチでシフトダウン操作行う、エンジンブレーキを効かせたい時や、力強い加速を得たいときにこのボタンを押す、というもの。従来のビクスクにはない楽しい走りができます。
【補足2】
エンジンの始動やシートロックの解除など、鍵穴にキーをさすことなく行えるスマートキー方式が採用されています。大変便利なシステムだけど、バッテリーが上がった場合にはシートすら開けられない=バッテリーの充電や交換ができない事態となります。もちろん、そんなときの為に、シートやフロントトランクのロック解除が出来るよう、メカニカルキーもセットされています。
が、これ無くされてる方が非常に多いです。これ無しにハンドルロック解除は至難の業。
メカニカルキーを差し込む非常用キーシリンダーは、乗った状態で右側、リヤサス付け根の右横あたりに配置されています。
押して左に回すとシートが、右に回すとフロントボックスが開きます。これのピッキング作業は体姿勢的に非常に困難なため、どんなことがあってもメカニカルキーだけは大事に保存しておかれることをお勧めします。
【補足3】
SG20Jマジェスティは軽二輪扱いです。ナンバープレートの手続きには「軽自動車届出済証」が必要です。
無くされてても、再発行手続き→廃車手続きができますが、当地軽自動車協会に出頭する必要があります。遠方県外の場合などで救済処置なし。行政書士さんにお願いしなければなりませんが、当然費用がかさみます。書類はできるだけ保管しておくことをお勧めします。ちなみに当社は、車体を引き取る場合は、ナンバープレートの手続きも無料で代行しますので、お気軽にお申し出下さい。(ただし、ご友人などの第三者名義は受け付けできない場合があります。)
今日の回収事例
今日は福岡市で無料回収のご依頼をこなしました。
左からSG20Jマジェスティ、BA15Aコレダ。いずれもエンジン不動、ナンバープレートの手続きも無料で承りました。
コレダの方は福岡市東区で回収しました。ご依頼主は現場マンションにかつて住んでたのですが、今は長崎県にご在住です。
福岡にバイクを置いたまま長崎に引っ越してしまった。今度の休みに福岡に行くので、その時回収に来て欲しい。
了解しました。ですが、福岡までわざわざ遠いでしょう。当社は立会無し回収も出来ますが、いかがですか?
立会無し回収?
私は長崎県も毎週通っています。ご自宅にお伺いできます。ご依頼主様は、ご自宅(または勤務先)で書類(譲渡証と廃車申請用紙)だけご記入ご捺印だけしてもらえれば終わり。車体は私だけ単独で回収しに行く、という手法です。長崎市は今度の水曜日に行きますが、ご都合とかいかがですか?
それは助かる。水曜日は仕事なので8時に家出るけど、その前に来れる?
では8時よりも前にお伺いします。
というようなやりとりが先週土曜日にありまして、で、先日水曜朝7時に諫早市のご自宅にお伺いして、書類だけ書いて頂き、本日車体をご依頼主の立会無しで回収した、という次第です。
車体はハンドルロックかかったままだし、リヤはU字ロック噛んだまま。これも事前に教えて貰ってたので道具の準備も万端で、10分かからずに積み込みできました。