当社はナンバープレートの手続きも無料で承っておりますが、ご自分でしてみたいという方向けに、大分市ナンバーの廃車手続きの仕方をご紹介します。
原付の廃車手続きをするとき、住民票とか納税通知書とか標識交付証明書とかを用意する必要は必ずしもありません。ナンバープレートと印鑑があれば大丈夫です。
ただし、印鑑はシャチハタ不可です。朱肉を使う普通の印鑑をご持参ください。実印でなく認印で充分です。ナンバープレートを盗まれたり無くしたりされている場合は、警察への届け出とその受付受理番号が予め必要です。
大分市の原付ナンバー廃車手続きは、荷揚町の大分市役所の他、支所(明野・鶴崎・稙田・大南・大在・坂ノ市・佐賀関・野津原)でも受け付けてくれるようです。平日の0830時から1715時まで。
大分市役所の場合は第2庁舎の3階。1番窓口の軽自動車係です。
備え付けの用紙があります。
宜しければこちらをご参考下さい。①~⑩まで記入捺印して、ナンバープレートと一緒に窓口に提出します。費用はかかりません。記載内容が正しければ廃車申告受付書(いわゆる廃車証明書)が交付されます。
これでナンバープレートの手続き終わりです。
当社ではバイク引き取り時にナンバープレートの廃車手続きの代行も無料で承っています。手続き完了後は、廃車証明書を郵送させて頂きます。お気軽にお申し出下さい。
【補足】
よく誤解される事柄について。
- ナンバープレートは市町村からの「借り物」です。バイクは持ち主のモノですが、ナンバープレートの所有権は市町村にありますので、使わなくなったら返納しましょう。
- 原付の税金は年間2000円~2400円。毎年4月1日時点で名義人だった人に課税され、5月頃に納税通知書が来ます。極端な話ですが4月2日にナンバープレート取得して翌年3月31日に廃車手続きすると課税されません。
- 原付の税金は年度途中に廃車手続きしても月割りで返ってきたりしません。小型2輪や4輪車と違って、一括払いの掛け捨てになっています。
【補足2】
保険の解約手続きについて
市町村で発行された廃車証明書は、自賠責保険や任意保険(加入者のみ)の解約手続きに必要です。
ちなみに、自賠責保険の解約手続きはしてもしなくても自由です。残り期間が3か月を切ってる状況で「更新のご案内のおはがき」が来ますが、更新せずにほったらかしにしていたら期限日をもって自動的に解約になります。ただ、3か月以上残ってるときは、数百円レベルですが返金制度もありますので、きちんと解約手続きをした方が良いかもです。解約手続きは、自賠責証書の左下に保険会社問い合わせ先が必ず記載されていますので、そこへ「バイクを処分したから解約手続きしたい」とご連絡下さい。
任意保険は多くの場合「自動更新契約」になっていますので、きちんと解約手続きする必要があります。たとえばファミリーバイク特約もこれに属します。保険会社の窓口へお申し出下さい。
今日の回収事例
大分市でAF56ディオを引き取りました。
エンジン不動、というか鍵もありませんでした。こちらのご依頼は少し特殊なケースで、ご依頼主はこのバイクがあった家の大家さんでした。店子さんが亡くなられていて、身寄りのない方だった方らしく、このバイクもその方のモノだったとのこと。
身寄りのない方が亡くなられた場合、残った財産は債権者や相続人に分配されて、それでも余ったら国が没収するのですが、バイクの場合はよほどレアなモデルでない限りは財産扱いされないようで、「そっちで処分してください」と押し付けられるようです。今回もそんな事例でした…。