モデル概要
久々に珍しいバイクを引き取りしたのでご紹介。ホンダのメットアウトスクーターのタクティです。空冷2サイクルエンジンを搭載。初代タクト(AB07 型)の派生型として、1983年から84年までのごく短い期間だけ販売されました。AB07型と比較して丸っこい形、タイヤは8インチ。明らかに女性ユーザーをターゲットにしたシルエットになっています。
車台番号はこちら。
乗った状態で右側、ステップ(足載せるボード)よりも下のプレートに刻印されています。AB19-OOOOOOO。車名:ホンダ、型式:AB19、排気量:49cc。
【補足】メットアウトスクーター
シート下に収納スペースがないスクーターのことです。80年代まではこれが当たり前の形でした。私がこの仕事に就いた2000年代にはすでに少数派になっていたのですが、毎月10台くらいは回収してたような気がします。あんまり珍しくなかった。今ではもうほとんど回収例がありません。当然ながらメーカーサポートはとっくに終了していて、消耗部品のストックは皆無。共食い共食いをやりつくした後で、今も生き残っている現役はもう本当に少ないはず。ある意味希少です。
【補足2】
型式AB19はフラッシュにも割り振られています。
今日の事例
午前中は福岡市内で引き取り依頼をこなしました。
左からAF27ディオ、AF35ディオ、SA24Jジョグ、CA1PAレッツ2。
もう1車。左からAA01リトルカブ、JF03スペイシー125、AF56スマートディオ。いずれもエンジン不動。2件でナンバープレートの手続きも承りました。
午後は久留米市に行ってきました。
久留米では2件の予定だったですが、回収の途中に佐賀県基山町と鳥栖市の方から引き取り依頼があり、今日ご都合よいとのことで急遽行ってきました。左からおまけの自転車、SA10Jビーノ、AF56ディオ、5AUビーノ、AF61トゥデイ。プレートの手続きは1件だけご依頼ありました。
毎年2月は、卒業やお引越しシーズンにともない、ご依頼数も飛躍的に伸びる時期です。4月1日が税金がかかるかどうかの基準日なため、3月はさらに多忙期になります。回収員も休みなしでフル稼働しているのですが、2月の後半からはそれでも手が足りない状況になってきます。特に土日はご希望の時間にお伺いできないこともしばしば。今年度中のバイクの処分をお考えの方は、是非お早めにご依頼下さい。