スズキの汎用スクーター、レッツ4の3型です。(レッツ4そのものの詳細はこちらを参照ください。)
3型はちょっと特殊な扱い、レッツ4の中で唯一、中国でのスズキの合弁会社「江門市大長江集団有限公司」で製造されたモデルです。ぱっと見は1型や2型と変わりません。あえて言えば、①フレームが黒塗装である、②エンブレム「Let’s4」の「4」の字が青字(1型の特徴)なのにO2センサー付き(2型の特徴)、③スピードメーターの速度警告灯がムギ豆、④ABS樹脂部分のザラザラが深い、などの外観的特徴があります。日本での販売は2009年から。
車台番号の刻印位置は1型や2型と共通。乗った状態で右側の中央下。黒く塗装されたフレーム部分に刻印されています。CA46A-OOOOOO、車名:スズキ、型式:JBH-CA46A、原動機型式:A404、排気量49cc。
【補足1】「3型」は、あくまでこのサイト上での呼称です
このサイトではモデル別ではなく型式で分類しているので、同じレッツ4でもCA41Aを1型、CA45Aを2型、CA46Aを3型と呼称していますが、全くもって一般的な呼称ではありません。お近くのバイク屋さんで「レッツ4の3型のスピードメーターが調子悪いのですが」とか尋ねられても、たぶん「???」となりますので、どうかご理解下さい。
【補足2】「スピードメーターの速度警告灯がムギ豆」
上が3型CA46A、下が2型CA45A。豆球がむき出しになっています。スピードメーターASSY自体はコネクタ6ピンの後期型です。
【補足3】「ABS樹脂部分のザラザラが深い」
上が3型CA46A、下が2型CA45A。写真では分かりにくいかも。数年使用された個体では、ここら辺は劣化して表面ツルツルになっていくものなのですが、3型は溝というかシボが深く残ってる状態が多いです。
【引き取り事例】
1型2型と比べたら日本で出回ってた数が圧倒的に少ないですので、引き取り例も数える程度です。ただ3型のPP樹脂部分の塗装、特にクリア層はもともと濃いのか塗料が優秀なのか、わりと綺麗な状態で引き取ることが多いです。
今日の事例
火曜日でしたのでトラックターミナルで修理&積み込みの日でした。今日の一台はこちら。
ユーザー様による改造車。リヤにAF35ZXの大型ウイングを装着したCA46Aレッツ4スペシャルバージョンです。このZXウイングのおかげで空力特性が格段に良くなりレッツ4だと通常の3倍速くなると「私は」思っています。たぶん。
ですが、まあ、このままではいろいろと問題があるので元に戻しました。
改造は控えめに。
午後は福岡市に行ってきました。
SA16Jジョグを引き取りました。エンジン不動、ナンバープレートの手続きも承りました。
5月は納税通知書が届く時期です。この納税通知書が届くことによって、自宅(の倉庫とか納屋とか)奥の方に放置されたままのバイクの存在を思い出し、引き取りご依頼してくださる方が少なからずいらっしゃいます。そういう方のバイクは、いろんな荷物の下敷きになってる事例が多いです。人力で出来る範囲なら、こちらで整理整頓してバイクだけ奥から引っ張り出してことも無料で出来ますので、思い出したこの機会に是非ご依頼下さい。