SA10Jビーノを引き取りました。頻繁に引き取るモデルですのでこの機会にご紹介します。
モデル概要
SA10J型はヤマハのスクーターシリーズの1つ、ビーノの2代目にあたります。初代ビーノ(5AU型)と同様、丸みを帯びたデザイン、カラーが豊富で女性ユーザーを意識したシルエットしています。空冷2ストエンジンを搭載。初代5AU型と違うのは中身。排ガス規制に対応するため、エンジン仕様が若干違っています。あとカラーリングの種類が増えています。でもシルエット的にはほとんど見分けがつきません。あえて言えば下記の様な違いで見分けます。
シャッターキー装備車はSA10J型です。
(SA10J型でも装備していない個体もあります。)
このキャリア付けてるのはSA10J型です。(違う個体もあります。)
外国でも大人気です。ただ、弱点もいくつか。
まず初代5AU型と同様、デザインを優先したモデルの為、カウルの薄さが弱点。ちょっと当たった程度でバキッと破損しやすい模様。レグなどは我々が引き取るときは高確率で割れています。
またヤマハ系スクーター全般に言えるのですが、ゴム製のインマニ破れによる2次空気流入により、エンジン不調を起こしてる個体が多い、それで処分依頼されるケースが多々あります。これがもったいなかった。誤解なきように一応書きますが、ヤマハ2ストエンジンは耐久性高く、それゆえ外国人バイヤーに大人気です。私の経験でも、焼き付きとかベアリング破損してるなど致命的になってるケースが大変少ないように感じます。このインマニ問題だけなかったら完璧だったのに、という点でもったいなかったです。ちなみにこのインマニ。ヤフオクでも新品が買えるほど世に広く出回っています。エンジン不調になったらこのパーツ替えるだけで復活して、また長く乗れるようになるパターンが多いです。
車台番号はこちら。
乗った状態で足のスネの前方、中央に長方形の蓋が見えます。この蓋をマイナスドライバーなどでこじ開けると見える位置、フレームに刻印されています。SA10J-OOOOOO。車名:ヤマハ。型式BB-SA10J。原動機型式:A113E、排気量:49cc。
良く回収するモデルの1つです。
一昨日2台引き取って、今日は大分市で1台引き取りました。
エンジン不動。ご自分で修理しようとして、いろいろいじってみたけど、そこで諦めちゃって、最後マフラー取り付けできなくてそのまま放置、今回依頼した、とのことでした。マフラー捨てずに保管してあったので非常にありがたいです。ナンバープレートの手続きはご自身でなされていました。