ヤマハ・ビーノシリーズの4代目になります。3代目SA26J型をマイナーチェンジし、フロントフォークの口径を大きくし、エンジンをFI化しました。シルエット的にはほとんど変わっていません。発売は2007年から。
車台番号はこちら。
乗った状態で足のスネの前方、中央に長方形の蓋があります。この蓋をマイナスドライバーなどでこじ開けると見える位置、フレームに刻印されています。SA37J-OOOOOO。車名:ヤマハ、型式JBH-SA37J、原動機型式:A313E。排気量:49cc。
【補足】SA26JとSA37Jの違い
外観的にはスピードメーターで見分けます。
上の写真がSA26J、下の写真がSA37J。37にはFI化に伴い警告灯が追加(ついでにウインカ灯も追加)されています。
【補足】「Vino Molfe」
SA37Jビーノの派生型です。通称「モルフェ」。フロントに大型バスケットを固定装備したモデル。
バスケットの中の荷物が光を遮らない様に、ヘッドライトは下に、ウインカーはハンドルトップに移動配置しています。
インナーにもポケットが付いてます。それ以外、中身はノーマルビーノとほぼ同じです。
【引き取り事例】
発売から10年以上経つモデルですので、引き取り事例も年々増えています。クラッチの変形やファイナルベアリングの破損、冷却水系の漏れなどはあるものの、カーボン噛みとかクランクベアリング破断とかエンジンがかからなくなるような致命的なトラブルを持つ個体は少ないように感じます。外装については3代目同様、頑丈だけど、乗ってないと途端にカビが生える点が不満。やはり紫外線劣化?が早すぎる気がします。
今日の事例
今日は引き取り予定無し。久しぶりに朝寝坊するつもりだったですが6時に電話が。「○○新聞です。配達中に止まりました。たぶんベルト切れたと思うんですが…」
7時前。他の日だったら引き取り業務に出かけてる時間帯です。これも日頃の行い?
おっしゃる通りベルト切れでした。ゴールデンウィーク中ですけど、ギア等原付クラスの消耗部品は珍しい品以外は在庫があります。250ビクスクとかの在庫は持ってないんで預かれないんですけどね。今日は時間もたっぷり。午前中にお返しできました。
あとは昨日一昨日引き取った車両整備のみでした。本当は搬送車の整備も仕上げたかったのです。特に助っ人車は調子が悪く、でも原因は分かってたので、ずっと前に部品取り寄せてたのですが、部屋中引っ掻き回して探して見つからず。貴重な休みを無駄にしてしまいましたorz
5月は納税通知書が届く時期です。この納税通知書が届くことによって、自宅(の倉庫とか納屋とか)奥の方に放置されたままのバイクの存在を思い出し、引き取りご依頼してくださる方が少なからずいらっしゃいます。そういう方のバイクは、いろんな荷物の下敷きになってる事例が多いです。人力で出来る範囲なら、こちらで整理整頓してバイクだけ奥から引っ張り出してことも無料で出来ますので、思い出したこの機会に是非ご依頼下さい。