エンジンが復活した時の音

24日、当初の予定では朝早くに筑紫野市で1件回収、すぐ移動して佐世保市で1件、お昼過ぎまでに長崎市で1件回収と、かなりタイトなスケジュールになっていました。

しかし佐世保市の方が急用で延期になり、長崎市の方はもともと夕方希望だったので、これ幸いとお昼から夕方に変更して頂きました。午前中少し余裕ができました。

まずは筑紫野市からです。この方は朝早ければ早いほど都合が良いとのことで、お約束が7時になっていました。

AF18初期ディオでした。エンジン不動ですがシート以外割れ欠け無し、年式相応の錆びと色褪せのみ。

お話では、数年乗っておらず、エンジンかからない、この後も使う予定ないので処分することにした、とのこと。ナンバープレートの手続きもずっと以前にご自分で済まされていました

午前中に時間の余裕ができたので一旦持ち帰って修理を試みます。

キックしてエンジン音を確認すると、どうにも変なカラカラ音がします。でも、クランクベアリングの破断音ではなさそう、ウエイトローラーが暴れてる音のようだけど、音源不明。とにかくエンジンかけて確認することにしました。

まずはオイルチェック…充分、キャブ側にも回ってる、じゃあ、キックキックキックキック…かからない、ガソリンは…入ってるけど腐ってそう、入れ替えてキックキックキック…かからない、火花は…バッテリー直結して確認、

火花確認。プラグは黒い。

ちょっと磨いたらこんな感じ。湿ってるのは混合気が来てる証拠。エンジンかかるまで近いはず。

プラグ差しなおして、セルを長めに回します。モーター焼き付き防止のため10秒回して10秒休憩、これを何度も根気よくチャレンジしてると、

エンジン内部やマフラーに長年溜まってた水気やオイルが白煙となって吹き出し始めました。バイク屋になって20年になりますが、エンジンが復活した時の音はいつ聞いても最高です。疲れが吹き飛びます。この音聞くためにバイク屋続けてると言っても過言ではないかと。

この後、通常でしたら今一度分解して整備して試乗してまた分解して調整して…最後に磨いて、となります。でもこの車体での私の役割はここまで。一通り手直しして、午後は長崎に行きました。

途中、佐世保市役所の支所で先日引き取りした佐世保ナンバーの手続きを済ませます。

原付ナンバープレートの手続きは、廃車だけでしたら、市役所本庁でなくとも最寄りの支所で受け付けてくれることがあります。(どこの支所でも受け付けてくれるわけではないので、事前に電話で確認して下さい。)

長崎市はお約束の17時少し前に到着。

AF27ディオでした。さきほどのAF18ディオの後継機ですが事故車、欠品大です。

こんな状態でも大丈夫です。国産バイクでしたら、百式であってもキュベレイにやられたあとでも無料回収できます。お気軽にご用命ください。